末弘丸の想い
世界が注目するヘルシーな日本食。脂ののった干し魚を焼いて、煮干しでだしをとった味噌汁と炊きたてのご飯でいただく。これぞ和定食の王道といった感じで、想像するだけで喉が鳴ります。
干物は「干す」ことでタンパク質・ビタミン・ミネラルなどの栄養素が凝縮され、アミノ酸も増えて旨味がアップ。生の魚と違って下処理する必要もないし、食べたい時に焼くだけなので、冷凍庫に常備しておくと非常に便利です。
近年の日本人の食生活は肉食傾向にありますが、魚には認知症予防につながるDHA、血液をよくするEPA、骨などを造るカルシウムなどが含まれています。また、魚に含まれるDHAには中性脂肪を減らす働きもあるので、ダイエット効果も期待できます。
もう一つ、和食の味の立役者とも言えるのが「だし」。いりこ(煮干し)や昆布、干し椎茸などを水に浸け、抽出された旨み成分が素材の持ち味を引き出す隠し味となります。美味しいだしをとるには良質な素材を選ぶことが大切です。
いりこ(煮干し)にはカルシウムを始め、たんぱく質、鉄、ビタミンDといった健康に嬉しい成分がたっぷりです。味噌汁のだしだけでなく、佃煮にしてみたり、粉末にしてふりかけにもなる万能食材です。どうしても魚は苦手という人はいりこ(煮干し)がオススメです。
こうした日本の伝統的食品を毎日ちょっとずつ食べることで健康を維持し、コロナ禍の今、免疫力もアップできるのなら、これらを食べない手はないですよね。
食べることは私たちが生きていくうえで必要な栄養を摂るだけでなく、食卓を囲んでコミュニケーションをとったり、命をいただくことの意味を考えたりする大切な時間です。
わたしたちはご家庭で手軽に食べられる美味しい海産加工品作りを通じて、日本の家族すこやかな暮らしを実現したいと考えています。
長崎の海で獲れた新鮮な海産物と、地元平戸で作られている醬油、塩を使った安心安全な食にもこだわりました。朝晩の食卓からお父さんの晩酌のおともまで、みなさまの笑顔あふれる食卓で楽しんでいただけますように……。